のぼりの逆宣伝効果

のぼりが、強い「目を奪う力」を持っているとお話ししましたが、それは、同時に宣伝や集客の目的とは逆の効果を生んでしまう場合もあるのです。

しかも、強烈に。

もしも、いまから入ろうとする店の前に、油だらけで、黒ずんで、真冬にもかかわらず「冷やし中華」と書かれたボロボロののぼりが、乱雑に立てかけてあったらどう思いますか?

最初に思う事はたぶん「この店、本当に営業しているのかな?」ではないでしょうか。

これが、壁に描かれた看板だったら、そうは思わないのです。

「年季が入っているな」とか、「味があるな」とか、思う人もいるかもしれません。

しかし最も多いのは、「看板には気が付かない」という人なのです。

なぜこんなにも差が出るのでしょう。

それはやはり、のぼりがそれだけ強い印象を人に与えるものだからです。

さきほど、『のぼりがはためいている姿を見て最初に思う事は「この店に来てください」という事です』と言いましたが、それは、元気よくはためいている場合です。

薄汚れた状態で、人に与える印象というのは、「気遣いの無い、不潔な、無愛想な、営業努力を一切しない、サービスの無い、最低な店」につきます。

気をつけましょう。